タバコは多くの人が愛用している嗜好品ですが、数百種類にも及ぶ有害物質を発生させることも広く知られている事実です。厚生労働省の調査によると喫煙している男性は、非喫煙者と比べて肺がんによる死亡率が実に4.5倍も高くなっています。さらに、心筋梗塞や脳卒中による死亡の危険性も、喫煙者は1.7倍高くなるという報告があります。

さらに、タバコは長期間にわたって本数をたくさん吸っていると、顔を見ただけで喫煙者だということが分かるともいわれています。これは、顔全体が乾燥してしわだらけになったり、唇が紫色に変色したりするからです。また、吹き出物などの肌トラブルも生じやすくなるので、健康に対してだけではなく美容という観点からもマイナスとなります。

このように、タバコによる様々な不調への対策で最も効果的なのが禁煙です。この対策を実施することで健康を損なう可能性は低くなり、肌トラブルも解消します。しかし、タバコに含まれているニコチンという物質に中毒性があるために、禁煙は簡単ではありません。

ニコチンは、アセチルコリンという神経伝達物質と類似した分子構造であり、脳内の受容体と結合して快楽物質ドーパミンを放出します。これにより一時的に幸福な状態になるのですが、切れると禁断症状に見舞われてしまいます。このために、喫煙者の多くは禁煙にチャレンジするのですが、成功する確率は低い水準に留まっています。

ただし、現在ではニコチンを補給しながら禁煙できる方法も開発されています。その代表がニコレットで、歯茎からニコチンを補給するという内容です。タールや一酸化炭素など、ニコチン以外の有害物質からは遠ざかることが出来るので、タバコからニコレットに移行する段階で肌の状態が良化することが期待できます。

このように、ニコレットは直接肌の状態を良化する作用はありませんが、結果的に改善するのでタバコによる肌トラブルの対策として効果的です。